とびひの治療に用いられる薬はいくつかありますが、それぞれどのような働きをするのか見てみましょう。
とびひの特徴的な症状として、強い痒みがあります。この痒みによって、つい患部に触れてしまい、他の部位への感染を広げてしまいます。そのため、痒みを抑えることは、感染を広げないために、とても重要な治療です。
抗ヒスタミン剤は、痒みを抑えるのに用いられる薬です。外用薬と内服薬があり、痒みをコントロールすることで、とびひの拡大を抑えます。副作用として、眠気が生じることがあるので、車の運転などには注意が必要です。
ステロイド剤も、とびひによく用いられる薬です。正式名称は、副腎皮質ホルモン剤と言い、炎症を抑えるのに効果的です。副作用が強いイメージがあるようですが、とびひでは恒常的に使用することはありません。医師の指示に従って使用する限り、安全性が高く、有効な薬と言えるでしょう。
病院で、とびひの治療に必ず用いられるのが、抗生物質です。飲み薬、塗り薬ともに用いることが多いようです。抗生物質は菌の活動を抑えたり、殺したりする作用があります。とびひは菌の感染によって起こる皮膚疾患です。発症の原因となった菌を無くすことで、とびひを治療します。
とびひの原因となる菌はひとつではなく、いくつか種類があります。そのため、その菌にあった抗生物質の処方が必要となります。
数種類の異なる働きをする薬を併用して、とびひの治療に当たります。医師の指示に従って、完治するまで、正しく使用しましょう。
